軍艦や護衛艦を撮影していると、
「カメラの設定はどうすればいい?」
「シャッタースピードはどのくらい?」
「F値やISOはどう設定する?」
と悩むことがあります。
軍艦撮影は、停泊している艦艇を撮るのか、航行している艦艇を撮るのかによって必要な設定が変わります。
また、晴天・曇天・夕方など、撮影する時間や天候によっても適した設定は変わります。
私自身、横須賀などで護衛艦や潜水艦を撮影しています。
この記事では、軍艦・護衛艦・潜水艦を撮影するときの基本的なカメラ設定を、初心者向けに分かりやすく紹介します。
軍艦撮影のおすすめ設定
まずは、難しいことを考えずに撮影したい初心者向けの基本設定を紹介します。
| 設定 | 目安 |
|---|---|
| 撮影モード | Tv(シャッター優先)またはM |
| シャッタースピード | 1/500秒前後 |
| F値 | F5.6~F8程度 |
| ISO | AUTO |
| AF | AF-C(サーボAF) |
| 連写 | 必要に応じて使用 |
| 手ブレ補正 | 基本的にON |
ただし、これはあくまでスタート地点です。
軍艦が停泊しているのか航行しているのか、使用するレンズ、天候、時間帯によって適切な設定は変わります。
「1/500秒・F8に固定する」という考え方ではなく、まず基本設定から始めて、撮影した写真を見ながら調整していきましょう。
シャッタースピードは1/500秒前後から
軍艦撮影では、まずシャッタースピードを意識してみましょう。
軍艦は飛行機ほど速く動く被写体ではありません。
しかし、航行中の艦艇や望遠レンズを使用した撮影では、船の動きや手ブレによって写真がぼやけることがあります。
そこで、まずは
1/500秒前後
から始めてみると分かりやすいです。
軍艦が停泊している場合
港に停泊している軍艦を撮影する場合、被写体そのものは大きく動きません。
そのため、明るさや手ブレに問題がなければ、1/500秒より遅いシャッタースピードでも撮影できます。
ただし、望遠レンズを手持ちで使用する場合は、手ブレに注意しましょう。
軍艦が動いている場合
航行中の艦艇を撮影する場合は、
1/500秒~1/1000秒程度
を目安にすると撮影しやすくなります。
特に、
- 出港する艦艇
- 入港する艦艇
- 港を航行する艦艇
- 海上を走る艦艇
などを撮影する場合は、シャッタースピードを速めると被写体の動きを止めやすくなります。
F値はF5.6~F8程度を目安に
次にF値です。
軍艦は飛行機や野鳥などと比べると大きな被写体なので、船全体をしっかり写したい場合は、ある程度絞って撮影するとピントを合わせやすくなります。
まずは、
F5.6~F8程度
を目安にしてみましょう。
ただし、暗い場所ではF値を小さくした方がシャッタースピードを確保しやすくなります。
例えば夕方や曇りの日にF8に固定すると、シャッタースピードが遅くなってしまうことがあります。
その場合は、
F8 → F5.6 → F4
のようにF値を小さくして、シャッタースピードを確保する方法があります。
ISO感度はAUTOから始めてOK
カメラに慣れていないうちは、ISO感度をAUTOにして撮影する方法がおすすめです。
例えば、
シャッタースピード:1/500秒
F値:F5.6~F8
ISO:AUTO
としておけば、カメラが周囲の明るさに合わせてISO感度を調整してくれます。
暗い場所ではISO感度が高くなり、写真にノイズが増えることがあります。
そのため、撮影に慣れてきたらISO感度を自分で調整してみるのもおすすめです。
AF設定はAF-C(サーボAF)がおすすめ
軍艦が動いている場合は、
AF-C(キヤノンの場合はサーボAF)
を使用すると、動く被写体にピントを合わせやすくなります。
特に、
- 航行中の軍艦
- 港へ入ってくる艦艇
- 出港する艦艇
などを撮影する場合に便利です。
一方、停泊中の軍艦をじっくり撮影する場合は、AF-SなどのワンショットAFでも撮影できます。
カメラに被写体認識機能がある場合は、撮影する被写体に合わせて活用してみましょう。
連写は必要?
停泊している軍艦を撮影するだけなら、連写は必須ではありません。
一方、航行している艦艇を撮影するときは連写が役立ちます。
同じ艦艇でも、
- 波の位置
- 船の向き
- 艦橋の見え方
- 背景
- 周囲の船
- 海面の状態
などが少しずつ変化します。
連写しておけば、その中から自分が気に入った瞬間の写真を選べます。
ただし、連写すれば必ず良い写真になるわけではありません。
被写体の位置や背景を見ながら、シャッターを切ることも大切です。
軍艦撮影では露出補正も重要
軍艦を撮影するときは、海や空が背景になることが多いため、写真の明るさに注意しましょう。
例えば、
青空+海+白い船体
のような明るい場面では、カメラが全体の明るさを判断して、軍艦が少し暗く写ることがあります。
逆に、暗い背景の中で白い船体を撮影すると、船体が明るく写りすぎることもあります。
撮影した写真をカメラの液晶で確認して、
「少し暗いな」
と感じた場合は、露出補正をプラス側に調整してみましょう。
逆に明るすぎる場合はマイナス側に調整します。
晴天・曇天・夕方で設定を変える
軍艦撮影では、天候や時間帯によって設定を変える必要があります。
晴天
光が十分にあるため、高いシャッタースピードを使いやすい状況です。
例えば、
1/500秒
F8
ISO AUTO
などからスタートできます。
明るすぎる場合は、ISOを下げたり、シャッタースピードをさらに速くしたりして調整します。
曇天
晴天よりも光が少なくなるため、ISO感度が上がりやすくなります。
シャッタースピードを落として手ブレするくらいなら、ISO感度を上げてシャッタースピードを確保した方がきれいに撮れる場合があります。
夕方
夕方になると光量が少なくなるため、設定の調整が必要になります。
軍艦の動きが少ない場合はシャッタースピードを少し落とす方法もあります。
ただし、手持ち撮影では手ブレしないシャッタースピードを確保することを優先しましょう。
望遠レンズを使うときは手ブレに注意
軍艦撮影では望遠レンズを使う機会が多くなります。
望遠になるほど手ブレが目立ちやすくなるため、シャッタースピードには注意が必要です。
特に、
300mm、400mm、500mmなどの望遠レンズ
を手持ちで使用する場合は、撮影した写真を拡大してブレていないか確認してみましょう。
カメラやレンズに手ブレ補正機能がある場合は、基本的に活用するのがおすすめです。
軍艦は「全体」だけでなく部分も撮ってみよう
軍艦撮影では、船全体を写すだけが正解ではありません。
望遠レンズを使って、
- 艦番号
- 艦橋
- マスト
- レーダー
- 砲
- ヘリコプター格納庫
- 艦尾
などを切り取ってみるのも面白いです。
同じ軍艦でも、焦点距離や構図を変えるだけで写真の印象は大きく変わります。
例えば、船全体を撮影した後に望遠側へズームして艦橋や艦番号を撮影すると、1隻の軍艦から複数の写真を残すことができます。
初心者ならまずこの設定で撮ってみよう
「設定が多すぎて分からない」という方は、まず以下の設定から始めてみてください。
シャッタースピード:1/500秒
F値:F5.6~F8
ISO:AUTO
AF:AF-C(サーボAF)
連写:必要に応じてON
この設定を基本にして、
「写真が暗い」
→ ISOを上げる、F値を小さくする
「軍艦がブレる」
→ シャッタースピードを速くする
「写真が明るすぎる」
→ ISOを下げる、シャッタースピードを速くする、露出補正を調整する
というように、撮影した写真を見ながら調整していきましょう。
横須賀で軍艦を撮影するなら
実際に横須賀で軍艦を撮影してみたい方は、撮影場所も重要です。
横須賀には複数の艦艇撮影スポットがあり、撮影場所によって艦艇までの距離や見え方が変わります。
撮影場所に合わせて、
- 焦点距離
- シャッタースピード
- F値
- ISO
などを変えてみるのも、軍艦撮影の楽しみの一つです。
→ 横須賀の艦艇撮影スポット4選|護衛艦・潜水艦を撮るならここ!
軍艦撮影におすすめのカメラ・レンズ
これから軍艦撮影を始める方は、カメラ本体だけでなく望遠レンズ選びも重要です。
遠くにいる艦艇を大きく撮影したい場合は、望遠レンズがあると撮影の幅が広がります。
→ 軍艦・護衛艦の撮影におすすめのカメラと望遠レンズ|初心者向けに選び方を解説
また、軍艦だけでなく飛行機も撮影したい場合は、カメラや望遠レンズを共用できる場合があります。
→ 飛行機撮影におすすめのカメラと望遠レンズ7選【初心者向け】
まとめ|まずは1/500秒から始めよう
軍艦撮影では、最初からすべてのカメラ設定を覚える必要はありません。
初心者の方は、
シャッタースピード:1/500秒前後
F値:F5.6~F8程度
ISO:AUTO
AF:AF-C(サーボAF)
を基本にして撮影してみましょう。
そこから、
「もう少し明るくしたい」
「動いている船がブレる」
「もっと船を大きく撮りたい」
「艦橋や艦番号をきれいに撮りたい」
など、撮影した写真を確認しながら設定を変えていきます。
軍艦撮影は、同じ艦艇でも天候や時間、撮影場所によって写真の雰囲気が大きく変わります。
ぜひいろいろな設定を試しながら、自分だけのお気に入りの一枚を撮影してみてください。


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